
広蔵市場にある「ユッケ通り」というユッケの専門店が集まる通りでユッケを食べてみました。
ユッケ通りへの行き方は簡単です。
地下鉄1号線「鍾路5街駅」8番出口から大通り沿いを進行方向に歩いていくだけ。
数分歩いていくと、薬局が見えてきます。
そこを左に曲がったところがとユッケ通りです。
「육회(ユッケ)」という文字が無数に見える広蔵市場のユッケ通り。
この通りには似たような店がずらりと軒を連ねていて、正直言ってどこに入ればいいのか悩みます。
値段も商品も似たり寄ったりですしね。
なのでユッケ通りで一番人気のある店に入ってみることにしました。
この人気の定義ですが、韓国の大手ポータルサイトNAVERで「광장시장 육회(広蔵市場 ユッケ)」と検索したときに、検索結果で一番多かった店を”一番人気”と勝手に決めました。
こちらが一番人気の店「육회자매집(ユッケチャメチッ)」。
ユッケチャメチッはユッケ通りに2店舗あり、オーナー姉妹がそれぞれ1号店と2号店を経営しているのですが、ここは妹の2号店。
ちなみに少し離れた場所に3号店もあります。
住所 | 서울 종로구 종로 200-4 |
電話番号 | 02-2272-3069 |
営業時間 | 9時〜14時、15時〜22時半 |
定休日 | 日曜日 |
日本では考えられませんが、海外では日曜日に営業しない飲食店って意外と多いんですよね。
クリスチャンが多いからでしょうか。
カナダの小さな街で初めて海外のクリスマスを過ごしたとき、中国料理店しか営業している店がなかったことに驚いたことがあります。
中国人は世界のどこに住もうが、他宗教のイベントなんかに全く囚われない強い芯のようなものを持っているんだなと関心しました。
他に選択肢がなかったので仕方なくその店に入ったのですが、ちょうどカナダ人の客が中国人オーナーにキレいている場面に遭遇したのです。
まあまあ食べたっぽい形跡はあったのですが、不味いって文句を言っていました。
だったらもっと早く言うべきだろって、あの場に居合わせた客は全員思っていたことでしょう。
結局キレるだけキレたカナダ人はお金も払わずに帰っていったのです。
そんな豪快な食い逃げの仕方ある?って思いました。
そのときのオーナーの悲壮感漂う顔は今でも忘れません。
あんな悲しいクリスマス、後にも先にもないでしょうね。
……すみません、話戻します。
変な時間に行ったので待ち無しで入ることができましたが、ピーク時に活躍しそうな整理券を発券する機会が店の前に置いてありました。
こんなもん店の前に置くくらいですから相当混雑することが予想されます。
早く提供できるように、冷蔵庫の中でユッケはスタンバイ。
人気店ならではの工夫ですね。
ちらっとレバーも写り込んでいますが、こちらの店ではレバ刺しも食べることができます。
2人でユッケ(15,000ウォン)を一つ注文。
ケチって言わないでください。
まあケチであることは否定しませんが。
チヂミを食べた後だったので、そこまでお腹が空いていたわけではなかったのです。
感想ですが、新鮮な牛肉と卵に特性のタレで味付けされたユッケは噂通り絶品。
絶品だったのですが、この店を強くおすすめしたいと思わせてくれたのは、下と上に写っている牛肉のスープでした。
韓国らしさをあまり感じられない優しい味が特徴です。
メインの具材である牛肉と大根がとろっとろで衝撃の美味しさ。
しかも、おかわり自由というところが本当に素晴らしいと思います。
普通にお金を払って食べるレベルのものだと思っていたので、罪悪感のようなものから2回だけでおかわりは止めておきました。
ユッケ一つで、一人一つずつスープをもらい、さらにおかわり2回までしてしまうとか、若干恥ずかしさはありましたが、おかわりをしないで一生後悔するよりも、おかわりをして後悔したい派なので、あのときの判断は正しかったと思っております。
今現在の正直な気持ちを述べますと、「あのスープを食べるためにもう一度行きたい!ついでにユッケも」になります。
現在、日本ではユッケもレバ刺しも食べることが難しくなっているので、韓国に行ったら広蔵市場のユッケ通りを訪れてみてはいかがでしょうか?
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