
韓国で肉を食べるとしたら、豚肉のサムギョプサルを食べるのが普通かもしれませんが、騙されたと思って一度食べてもらいたいものがあります。
それは羊肉(ラム)です。
ラムと言えば日本ではジンギスカンを思い浮かべるかもしれませんが、韓国では焼鳥のように串に刺さったラム肉を炭火で焼いて食べます。
「ヤンコチ」と呼ばれるラムの串焼きは、数年前から韓国で流行っているようです。
今回紹介するお店は「헬로양꼬치(ハローヤンコチ)」。
「羊肉串」と書いてあるので、日本人でもすぐに何の店なのかわかります。
住所 | 서울특별시 마포구 동교동 201-20 |
電話番号 | 02-325-8868 |
ホンデ駅の1番出口から徒歩1分。
営業時間はわかりませんが、夜中までやってます。
韓国のアジュンマは夜中まで元気に働いているので感心しますね。
メニューは韓国語。
読めない人はとりあえず、左上のものを注文しておけば問題ないです。
ヤンコチ(生)が10本で12,000ウォン(約1,200円)。
韓国の居酒屋で売られている焼鳥が一本3,000~4,000ウォンであることを考えたら、お得だと言わざるをえないですね。
他にもいろいろメニューがありますが、僕は基本ヤンコチしか食べません。
中国の酒。
サイズが大中小あります。
これがどのサイズだったのか覚えていませんが、みんなで2本飲みました。
チェイサーにハルビン。
中国のビールです。
日本人にとっては苦い思い出の地ハルビン。
だから日本ではあまりこのビールを見かけないんですかね……。
これがヤンコチ(一人前)です。
肉と脂肪のバランスが絶妙で、美しいを通り越してもはや神々しい。
味付けのものもありますが味なしがおすすめです。
味あり食べたことないけど。
ヤンコチは食べ放題の店もあるのですが、そういったところでは中々このレベルのラム肉は食べられません。
初めてヤンコチを食べる人には、食べ放題の店ではなく、こういった味で勝負している店で食べてもらいたいです。
テーブルに埋め込まれた特注の串焼き機で焼いていきます。
このとき、串に付いている星型のギザギザを機械の溝にハメると、自動で回転してくれます。
そして、ゆっくりじっくりと時間をかけて肉全体が綺麗に焼かれていくのです。
食べ方は至ってシンプル。
ジューシーに焼き上がった羊を特製のカレー粉とクミンシードに付けて食べるだけ。
シンプルなのにこれが鳥肌が立つほど美味しいんですよ。
久しぶりに食べ物で感動しましたから。
初めて鯨の寿司食べたとき以来の衝撃でした。
鯨は本当に哺乳類だったんだと確信した、あの夏休み以来です。
ヤンコチ食べるときに一つだけ注意しなければならないことがあります。
七輪で高音に熱された鉄の串は想像以上に熱くなっています。
必ず串から肉を外して食べてください。
ワイルドな僕は串を直接口まで運んで喰らうスタイルで食べていたのですが、顔にジュッてしてシュンとなってからは、串から肉を外して食べるようになりました。
口元から真っ直ぐと綺麗に伸びた一筋の火傷痕は2週間ほど消えることはありませんでした。
ここでヤンコチを食べるまでは、ラムは年に1回食べれればいいかなくらいに思っていました。
それがこの店に来てから、多いときでは月に3回も食べるほどのラム好きになりました。
ラム肉の美味しさを僕に教えてくれたのは昔働いていた居酒屋の社長でした。
社長は定期的に我々従業員たちを食事に連れて行ってくれていまして、普段はサムギョプサルやチキンを食べに行くことが多かったのですが、珍しく違うものを食べることになって、この店に連れてきてくれたのです。
ラム肉と聞いて最初はそんなに乗り気でなかったのですが、一口食べてあまりの美味しさに衝撃を受けましたよね。
韓国に行ったら騙されたと思って一度ヤンコチ食べてみてください。
ちなみに、これだけ絶賛しているのに、僕の友達は誰ひとりとしてヤンコチを食べに行ってくれないんですよ笑
おすすめするときの熱量がすごすぎて逆に怪しまれているのかもしれません。
10月に中学時代の友達が遊びに来るので、とりあえず無理矢理連れて行く予定です。
てか、誰か暇な人いたら一緒に食べに行きましょう!!
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