
韓国版の土用の丑の日「伏日(ポンナル)」。
日本では土用の丑の日に鰻を食べますが、韓国では伏日に参鶏湯を食べます。
韓国の伝統的な風習を体験すべく伏日に参鶏湯を作って食べてみました。
そもそも僕は伏日という日を当日まで知りませんでした。
たまたまホームプラスに行ったら鶏がセールになっていて、
同じ商品がいたるところで売られていたんですね。
ここにも。
温めるだけの参鶏湯も大量に売られていました。
こちらも。
で、どうしてこんなに鶏ばかり売ってるんだろうと疑問に思い、「伏日」にたどり着くことになったのでした。
伏日は毎年7〜8月にかけて3回あり、それぞれ「初伏」、「中伏」、「末伏」と呼ばれています。
旧暦のため日付は毎年異なりますが2018年は初伏が7月17日、中伏が7月27日、末伏が8月16日となっています。
この日は初伏でした。
自分で作る用のセットも売っていました。
1つ4000ウォンで、3つ買うと10000ウォンですから、お土産で買って帰ってもいいかもしれませんね。
まあ僕が貰う側だったらキレますけど。
初めての伏日。
温めるだけではもったいない!ということで、家で作ってみることにしました。
ニンニクはスライスされたものしか売っていなかったんですけど、本当は丸々したものを使って作るんだとか。
玉ねぎは家にあったので買いませんでした。
凝った料理なんて作ることもないので調理前の鶏のグロさに耐えられるか心配していましたが、可愛さが気持ち悪さを若干上回ってくれていたので大丈夫でした。
参鶏湯セットに木が入ってましたΣ(゚Д゚)
出汁に使うみたいです。
作り方
米はしばらく水につけてから鶏の体の中へ入れていきます。
こんな感じでまずはニンニクから。
次に米を入れて
最後に赤い干しぶどうみたいなものを入れていきます。
ネギ系から茹でていきます。
木は袋に入れて茹でるのですが、そのまんまぶっこんでました。
手前のごぼうみたいなものが朝鮮人参でしょうか。
いい湯加減になった頃に鶏を投入します。
鶏を入れてから15分後。
30分後。
1時間後。
これで完成です。
美味しそうですね。
かなり薄味になっているので塩をかけていただきます。
自分で作ったとは思えないくらい美味しかったです。
歯がなくても問題ないくらいに肉が柔らかくなっていました。
朝鮮人参は土臭くて不味かったです。
途中からぐっちゃぐちゃに混ぜて雑炊みたいにして食べました。
見た目は悪いですが、こちらも美味しかったです。
最近韓国も暑くて大変ですが、これでなんとか夏を乗り切れるような気がします。
伏日に食べられているものとして参鶏湯以外に有名なのが「補身湯(ポシンタン)」という犬肉のスープ。
今年は伏日があと2回残っているので、気が向いたら挑戦してみるかもしれません。
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