
僕は昔から韓国人っぽいと言われてきました。
その理由は目が細いからだと思います。
最初に似ていると言われたのは小学生の時。
サッカーを習っていたのですが、朝鮮学校のチームと試合をすることがありました。
試合開始前、センターサークルの中で整列をしなければならないのですが、列に並んでいるとクスクスという笑い声が聞こえてきたのです。
それもどちらのチームからも。
みんなの目線で、どうして笑っているのかすぐに分かりました。
僕と朝鮮学校のキャプテンが似ていたからです。
実はその時まで自分はイケメンの部類に属しているものだとばかり思っていたのですが、客観的に見ると自分はこのように見えているのだと知り、朝鮮学校のキャプテンには大変申し訳ないのですが、初めて自分が属しているグループが違っていたことに気付きます。
残酷ですがこうやって子供は、自分が思い描いている世界と現実とをすり合わせていくんですよね。
それからしばらくは「韓国」と接する機会が減っていたため、韓国人っぽいとあまり言われなくなったのですが、「冬のソナタ」による韓流ブームが日本で巻き起こると、再び色んな人から韓国人っぽいと言われるようになります。
留学でカナダへ行った時には、なんと本家である韓国人からも韓国の俳優に似ていると言われるほどでした。
ためしに母親にその俳優の写真を送ってみたところ、自分の息子だと勘違いしていまうくらい似ていたようです。
なんか自慢してるみたくなっちゃいましたね。
インスタにカフェ画像載せて、さり気なく、というかがっつりルブタンの財布も写している女子みたいに姑息でしたね。
とにかく、俳優に似ていると言われたら誰でも嬉しいわけで(※個性派は除く)、それがきっかけとなり小学生の時に失った自信を取り戻していきました。
なんなら取り戻しすぎちゃって、かなり調子に乗っていました。
そのまましばらくは勘違いをしながら過ごし、ある日を境に身の程をわきまえるようになります。←今ココ
ついでになりますが、僕は口角の上がった自分の口元が好きではありません。
なぜなら説教をされている最中に、僕の口元を見て「なんで笑ってるの?」と理不尽に怒られた経験があるからです。
最初は冗談だと思っていたのですが、本気で怒られていると気付いたときには驚きました。
さて、前置きが長くなりましたが実はここからが今日の本題です。
なぜ長々とどうでもいい話をしてきたのか?
前回の話の続きになりますが、アパレルで働いていたとき、パワハラ上司(以下「PJ」と称する)からこの件でよく怒られていたからなんです。
働いている時はまあまあな笑顔でいた(つもりだった)にもかかわらず、PJには僕の目が笑っているように見えなかったらしく「もっと笑え」と度々怒られていました。
ときには僕の死んだ魚のような目を見るなり「何ふてくされてるの?」と言いがかりをつけてくることもあったほどです。
この時なぜか口角が上がっていることは全く意味をなさない不思議。
PJは僕以外にもう一人、ディーノというギリシャ系イギリス人のことも嫌いで、僕らはいつもニコイチで叱られていました。
一緒にパワハラを受け続けた戦友ディーノ。
今思えば、ディーノの目は細くなかったけれど、たしかに死んではいましたね。
特に仕事中になると際立って腐っているように見えました。
結局のところ、PJは覇気のない人のことが嫌いなのでしょう。
そんな理不尽な理由から嫌われた僕らは、終始馬車馬のように働かされました。
その間PJはというと、他のバイトと楽しそうに話してたりするのです。
「お前らも働けよ」
って何度思ったことか。
PJに対して一番腹が立っていたことがあります。
それはマネージャーなのによく遅刻してきていたこと。
遅刻癖があるだけならまだ許す余地もあるのですが、会社の偉い人が訪ねてくる日だけは絶対に遅刻しないんですよ。
そしてその日だけは僕らにも優しくしてくるんです。
そんなセコい姿勢に相当イラっとしていました。
どの社会にもいますよね、上からは気に入られて、下からは嫌われている人って。
PJはまさにそれでした。
そんな感じでPJからの圧に耐えながら働いていたのですが、めでたいことにPJは妊娠し、出産のために休職することに。
まあそれは僕が辞めるほんの数ヶ月前の話なので、1年以上もの間、我々3人は見事なまでの上下関係を築いていったのでした。
안녕하세요.
韓国人の아줌마です。
20代前半の息子が二人います。
昨日からこちらのブログを読ませていただきながら、なんども爆笑しました。
とても面白いです。
自由に生きていていいですね!
男に生まれていたら、私もそんな風に自由に生きたかったなぁと思います。
これからも時々読ませていただき、爆笑させていただきますね。
楽しみにしています。
안녕하세요(^^)
返信遅くなってごめんなさい。。
コメント嬉しいです!ありがとうございます!
毎記事どうでもいい話が多めで大事な情報が伝わっていないような気もしますが、笑ってもらえているのであれば書いた甲斐があるなと(*^^*)
こうしてバカみたいに生きてはいますが、こんな僕にも他の人にはない悩みがたくさんあったりします。
もし自分の子供がこんな生き方を選んだら絶対に反対します。そして公務員を勧めるでしょう笑
息子さんが僕みたいにならなようしっかりと見守ってあげてくださいね!
仕事を辞めて世界一周に出る!とかワーホリに行く!とか言い出したら黄色信号が灯り始めたサインですので是非お気をつけくださいませ!
またコメントお待ちしております!!!