
3月26日、韓国代表対コロンビア代表のサッカーの試合を観に行ってきました。
代表戦が行われるのはソウルワールドカップ競技場。
Kリーグの強豪「FCソウル」のホームスタジアムでもあります。
試合数日前までネットで席はダダあまり状態だったのですが、当日行ってみるとチケット売り場には大行列。
当日券を買う人が多いようで、みんな入れるのか心配になりました。
イタリアでサッカーを見たときは試合1時間前からチケットの列に並び始め、スタジアムに入れたのは結局後半からなんてことがありましたからね。
スタジアムまでは偶然にも家からバス1本で行けました。
久しぶりのサッカー観戦なので試合前からワクワクが止まりません。
彼女は仕事があったので現地で待ち合わせをしていたのですが、
40分遅れて彼女が来た頃には夜になっていました。
というのも、地下鉄が混んでいたらしく、なかなか電車に乗れなかったんだそうです。
6万人以上入るこのスタジアムに隣接している駅が1つしかなく、さらに路線は1本だけ。
サッカーの観戦客はもちろん、ソウル市内なので一般乗車客も大勢いるため、大混雑していたそうです。
ここは大都会にあるスタジアムなので駐車場も狭く、基本的には電車かバスの二択になるようです。
改札口に20分くらい立っていて思ったのが、ほとんどの人は電車できてるんじゃないかってくらい絶えず人で溢れてた状態でした。
外から持ち込む飲み物は、スタジアムに入る前に紙コップに移さなければなりません。
これはJリーグも同じですね。
荷物検査はなく、これもJリーグと同じでした。
日本の代表戦では荷物検査が実施されていたと思うんですけど。
このスタジアムには大型マートや映画館、さらにはチムジルバンまで併設しており、スポーツやコンサートなどのイベントが開催されない日でも多くの人に利用されているようです。
入口がたくさんあり、迷いましたがなんとか到着。
電子チケットだったんですけど、これがすごいんです。
どういうわけか画面キャプチャできないようになっていて、おかげで、こうして画面を別のカメラで撮影するという昔ながらの方法で写真にしました。
これだけ徹底して不正防止を行っているにもかかわらず、入口がお粗末で、目視によるチケット確認であることはさておき、スタッフが人の勢いに対応できていない場面も見受けられ、僕が見ていただけでもチケットを見せずに中へ入っていく人を数人確認しました。
QRコードでも付ければ楽なのにって思います。
応援グッズの紙を無料配布していました。
立派なサッカー専用スタジアム。
試合前ですがそれなりに席は埋まっています(最後に発表がありましたが、この日は64,000人以上来場していたそうです)。
席は20,000ウォン(約2,000円)の一番安い席。
2階席でピッチとは若干距離がありますが、見にくいということはありませんでした。
10,000〜20,000ウォンプラスしたら良い席で見られたんですけど、贅沢はしない主義なんでね。
試合開始前の国歌斉唱。
ソンフンミンがすごい人気で、彼がスクリーンに出てくるだけで、スタジアムが盛り上がります。
対するコロンビアはエースストライカーのファルカオとイケメンハメス・ロドリゲスがベンチスタート。
てか、スクリーンに出場選手の名前を一度も出してくれることがなかったため、ファルカオとハメスが試合に出ていないことに途中まで気が付きませんでした。
先程の応援グッズの紙を折りたたんだらこんな感じに。
このハリセンを叩いて応援します。
後ろの席の人がハリセンで足を叩きまくっていて、うるさかったし、首元に風がきて寒かったです。
サッカー観戦といえばビール。
CassとOBという韓国ビールを飲んだんですけど、スタジアムで買っても1本約270円で、コンビニで買うのとほとんど変わらなかったです。
これはWBCを見に行ったときにも思っていたことなのですが、こういうところは良心的なんですね。
かなり多くの女性が付けていた赤く光る角。
写真だとわかりにくいんですけど、遠くにある角もピカピカと光っていて綺麗でした。
次回、代表戦を観戦するときは彼女にも買ってあげたいと思います。
初めての生テーハミングも体験。
そうこうしているうちに韓国が先制しました。
ソンフンミンのゴールにみんな大興奮。
「このあとコロンビアが1点入れて、その後韓国が点入れたら心揺さぶられてもっと面白いよ」ってサッカーの醍醐味を彼女に教えてあげたら、本当にコロンビアが1点取り返したんです。
そしたら僕のせいだって彼女に怒られてしまいまして。
もしも本当にそんなんで点が入るのであれば僕が応援しているチームは毎年優勝できるよって思うんですけど、残念ながら応援している日本とイングランドにそれぞれ一つずつあるチームはどちらもここ15年ほど優勝から遠ざかっている状況です……。
怒っている彼女を見て、自分の発言に対して少し申し訳なく思っていたら、再び韓国がゴール!
これには彼女だけでなくスタジアム全体が大盛り上がり。
スタジアムが割れるんじゃないかってくらいに。
騒音レベルを測定する数値がスクリーンに映し出されたりして、それを見てさらにパワーアップして叫びます。
112デシベルを記録しました。
ちなみに100デシベルは電車が通るときのガード下レベルで会話がほとんど不可能なうるささ。
110デシベルは自動車のクラクションを間近で聞かされるレベル。
それ以上にうるさかった盛り上がっていました。
「だから言ったでしょ?」
って言った後に「またコロンビアが点入れて、その後韓国が‥」って言おうとしましたが、それは流石にやめておきました。
試合終盤にはみんながスマホのライトを付けて幻想的な雰囲気に。
そんな中、ピッチ内で治療を受けていた韓国選手のところへ駆け寄ったファルカオが医療バッグをピッチ外へと投げ飛ばすといった場面も。
勝ちたい気持ちもわかりますが、それはマナー違反ですよね。
そこは審判が時間を止めてくれているわけですから。
そういえば昔、遊びでサッカーしていたときに、何度もこっそりと手を使っているコロンビアの友達が2人いて、そこまでして勝ちたいんだと驚かされたことがあります。
そのうち1人は少しハゲかかっているいい歳したおっさんだったんですよ。
もちろんみんながみんなそうだとは思いませんが、どんなときでも勝ちたいという気持ちは日本人よりも大きいんだろうなと思いました。
ちなみに別日にサッカーしていたときには韓国の友達が後ろからスライディングしてきて倒されたこともあります。
遊びのサッカーで世界の厳しさを思い知らされたというか、世界は遊びでも本気以上の力を出すんだなと。
日本人もこういうところを見習った方がもっと世界で勝てるようになるかもしれませんね。
日本人の性格的に難しいとは思いますけど。
試合はそのまま2−1で韓国の勝利!
ロスタイムに混戦の中からゴールを叩き込んだコロンビアでしたが、謎の判定により幻のゴールとなり、試合後にはコロンビア選手が審判に駆け寄るという場面もありました。
なんとも後味の悪い試合でしたが、試合内容自体は本当に素晴らしく、韓国の守備力とカウンターの鋭さに驚かされたり、ファルカオとハメスが出場してからのコロンビアの猛攻も見ごたえがあり楽しかったです。
帰宅後YouTubeで日本対ボリビアを見たんですけど、つまらなさすぎて何度も寝かけたというのはここだけの話……。
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