
チキン大国である韓国では、クリスマスにわざわざケンタッキー・フライド・チキン(KFC)を食べる人はいません。
KFCどころか、チキンを食べるという風習すらありません。
その理由を韓国人の友達に聞いてみたところ、「普段からチキンを食べているから特別な日は違うものを食べたくなる」と言っていました。
それを聞いて、すごく納得してしまいました。
そもそもクリスマスにKFCを食べる習慣があるのは日本だけだということをご存知でしょうか。
KFCが生まれたアメリカでも、クリスマスに食べるものはターキーであり、決してチキンではありません。
我々はKFCの戦略にまんまとはめられて「クリスマス=KFC」になってしまったのです。
クリスマスシーズンになると膨大な広告費を投入してCM流します。
一種の洗脳ですよ、あれ。
テレビで竹内まりやの曲が流れてきたら反射的にヨダレがたれるよう条件付けされてますもん。
パブロフの犬ですよ、我々は。
そして、カーネル・サンダースの存在こそ、その戦略において一番大きな役割を果たしていると僕は考えます。
だってサンダース、見た目も名前もほぼサンタクロースですからね。
クリスマス付近になるとサンタのコスチューム着たりして、完全に寄せにいってるところなんて実にいやらしく、徹底した戦略だと感心します。
そんなKFCですが、、、僕は大好きです。
どれくらい好きなのかというと、病気で入院したことがあるのですが、退院してそのままKFCへ直行したほど大好きです。
また、かつて月に一度「ケンタッキーナイト」というイベントを開催していました。
10ピース以上のチキンを買い、苦しくなるまで1人でひたすら食べ続けるというイベントです。
ケンタッキーを吐く一歩手前まで食べられる喜び、僕はそれ以上の幸せを知りません。
前置きが長くなりましたが、クリスマスに韓国でKFCを食べました。
蓋を開けた瞬間に広がる香ばしい匂い。
食欲をそそります。
チキン以外にはバーガーとポテトとコールスローにコーラが付いていました。
韓国ではペプシコーラではなくコカコーラなんですね。
シャカシャカポテトの粉。チーズ味。
袋の中にはポテトだけではなく、小さなハッシュドポテト数個とチキン1個入っていました。
それらをまとめてシャカシャカ。
どこからか粉が飛び散り上手くシャカシャカすることができませんでした。
すごくムラがありますが、チーズが多く付いているところは美味しかったです。
KFCの定番商品、コールスロー。
子供の頃はコールスローの存在意義を理解できませんでしたが、今ではサンダースがコールスローに込めた想いがよくわかります。
ちょうど良い箸休めになるんですよね。
チキンは安定の美味しさ。
久しぶりに食べましたけど、やっぱりKFCのチキンが1番美味しいです。
韓国でいろんなチキン食べてきましたが、これを超えるものには未だに出会っていません。
完食、、、できず。
ノロウイルス事件以来、僕の胃袋は小さくなったようです。
日本だとクリスマスにKFCを食べるとなると予約が必要になりますが、韓国では予約無しで普段通りに食べられるので最高でした。
クリスマスにKFCを予約するのもいいですが、韓国で予約無しで食べるのも粋だと思います。
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