
現在は地下を通る京義線ですが、もともとは地上を走っていました。
その廃線跡を活かしてオシャレな公園となったのが、「京義線スッキル公園」です。
スッキル公園は「森の道の公園」という意味。
行き方は簡単で、弘大入口駅(ホンデ)3番出口を出たらすぐ目の前が公園です。
廃線跡の公園らしく、ところどころに線路が残されている粋な演出。
ホンデから加佐駅(カジャ)方面が延南洞(ヨンナムドン)と呼ばれるエリアです。
ヨンナムドンはオシャレなお店が多く、ここ数年で若者からの人気が上昇中。
公園沿いにはカフェやレストランが並んでいます。
夏にはここにシートを敷いてピクニックをする人が集まり、夜になるとハンガン公園に負けないくらいの賑わいを見せます。
僕の知る限りでは近くにトイレがないんですけど、みんなたくさんお酒を飲んでどこで用を足しているんでしょうか。
韓国はコンビニにトイレがないのでビール好きにとっては本当に不便極まりないです。
ホンデに住んでいたときは、よくこの辺を走っていました。
運転の荒い韓国でも、ここならひかれる心配ないですからね。
ただ眩しいだけの写真だけど、オシャレだと思われたいので一枚挟んでおきます。
写真なのに眩しいって不思議ですね。
猫はたまに見かけますけど、ウサギもいるんでしょうか。
これは9月に行った時の写真なのですが、11月上旬に行ったら、
すっかり秋になっていました。
今頃は葉っぱがすべて落ちきっているかもしれません。
歩き疲れたらカフェで一息つくのがヨンナムドナー。
この辺のカフェはオシャレと引き換えに値段が高めに設定されているので、コンビニで缶ビール買ってきてベンチに座って飲むのを好む裏ヨンナムドナー。
裏ヨンナムドナーっていうか、ただの貧乏人ですね。
どうしよ、30年後に公園で昼間っからワンカップ飲んでる自分の姿が容易に想像できるんですけど。
まだ少しだけ公園は続きますが、この先まで行く人はあまりいません。
アジョシくらいです。
ここが公園の端になります。
左側に囲碁?みたいなものが置いてあって、朝早くからアジョシが集まって対局しています。
それを見ながら横でストレッチをしていたあの頃が懐かしいです。
この先には川が流れているんですけど、その川沿いを健康志向の高いランナーが走っていたり、アジュンマが歩いていたりします。
そこはあまり光が入らないコースで散歩には向きませんが、興味ある方はどうぞ。
大雨の次の日は川の水位が上がってとても危険なので、そこだけは気をつけてください。
ホンデから公園の端までは1km近くあるので、帰りのことを計算して折返さないと、結構しんどいことになります。
行きと同じ距離を歩いて戻らないといけないですからね。
ホンデに戻ってきました。
端から休憩なしで歩いたら15分くらいでしょうか。
駅前にある大通りを渡ると、まだ公園が続いているんです。
公園内にある「京義線ブックストリート」。
たしかに本を置いていそうな建物が並んでいるのですが、やってるのかやっていないのか外からはわからないような店ばかりで、一度も中に入ったことはありません。
ブックストリートは夜が綺麗でした。
小洒落た店が並んでいます。
こちらも一度も行ったことありませんが。
子どもが喜びそうな小さな駅があります。
このまま歩いて行くと大通りにぶち当たり、そこを左に曲がると新村駅まであと少し。
大通りを渡ったところには京義・中央線の西江大(ソガンデ)駅があり、そこから孔徳( コンドク)駅を経て孝昌公園前(ヒョチャンゴンウォンアプ)駅までスッキル公園は続いています。
この近所に住んでいたときによく散歩をしていたのですが、西江大駅の先まで公園が続いていたことを今の今まで知りませんでした。
加佐駅から弘大入口駅までを「延南洞区間」
弘大入口駅から西江大駅までを「倉前洞(チャンチョンドン)区間」
西江大駅から大興(テフン)駅までを「新水洞(シンスドン)区間」
大興駅から孔徳駅までを「大興洞(テフンドン)区間」
孔徳駅から孝昌公園前駅までを「セチャンコゲ区間」と呼ぶそうです。
天気の良い日にホンデへ行くことがあれば、廃線跡のオシャレな公園を散歩してみてはいかがでしょうか?
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