
韓国の名節(旧正月や秋夕)には景福宮(キョンボックン)などの古宮が無料で入れることをご存知でしょうか?
僕は数ヶ月前から無料で入場できる日に景福宮へ行こうと決めていました。
そして旧正月の当日に行ってきたのですが、新年早々から不運の連発だったのです……。
すべては電車一本乗り遅れたことから始まりました。
この日の予定は14時からの王宮守門将交代儀式を20分間見て、14時半から無料の日本語ガイドツアーに参加するという完璧すぎる計画。
さらなる完璧を追い求めた僕は、景福宮駅に13時58分着の電車に乗ることにして、ギリギリまで家でのんびりしてから出発しました。
で、のんびりし過ぎた結果、電車に乗りそびれました。
ギリギリまで無駄を省いた計画は一つでも歯車が狂うと全てが台無しになるという脆すぎる面もあり、これまで何度も同じ失敗を繰り返してきたはずなのに、またやらかしてしまった次第です。
まさにハイリスクハイリターン。
いや、ハイリスクローリターンですね。
リターンが「家でのんびり」だけですからね。
いい歳して泣きそうになりました。
一本乗り遅れたといっても、急行一本なので、到着する時間は10分以上も遅れることになります。
電車を調べ直したら、乗り継ぎのタイミングなどの理由で14分も遅れて到着することが判明。
つまり、着いたら儀式はフィナーレを迎えていることを意味し、それに気付いてまた泣きそうになりました。
景福宮駅に到着する3駅前、ナイスなアイディアを思いついてしまったのです。
韓国の電車のドアにはそれぞれ番号が割り振られているのですが、階段に一番近い車両に移動しておけば電車が着いたときすぐに外へ出られるんじゃないかというもの。
ただ車両の連結ドアのところにはアジョシが立っていたので、電車が止まったらホームを走って再び電車に乗り込むという作戦をとることにしました。
この作戦は日本で何度も成功させていたので完璧にイメージはできています。
そして電車が止まりドアが開くと同時に外へ飛び出し、できるだけ遠くのドアを目指して走りました。
で、ホームに取り残されました。
いやいや、そんなこと有り得ないと思うじゃないですか。
でも嘘偽りのない100%リアルガチなんです。
ドアを閉める合図が聞こえたので一番近くのドアから入ろうとしたんですけど、降りる人が多かったせいでなかなか入れなかったんです。
日本ならそういうのを車掌さんがしっかりと見ていてくれて、みんなが乗り終えるのを待ってくれるじゃないですか。
それなのにすぐにドア閉められたんですよ。
優しさの欠片もないのかよって思いました。
何がすごいって、乗ろうと思っていたところにカップルもいたんですけど、女性だけ乗って男性は取り残されていたんですよ。
信じられないですよね。
乗りそびれた男が強引にドアを開けようとしても、開けてもらえず。
本来であれば時間がないのにこんな痛恨のミスをしてしまったことに嘆き悲しむところですが、どこか救われたところはありましたよね。
目の前でカップルが引き裂かれてる場面を見て、普通に笑いそうになりました。
結局、景福宮駅に着いたのが14時19分。
儀式が終わる頃です。
5番出口を出たらそこはもう景福宮の中と聞いていたので、僅かな可能性に期待しながら走っていたのですが、まあ5番出口が遠いこと。
電車降りてから5番出口まで5分以上かかりましたからね。
この時にはさすがに諦めもついていました。
外に出ると交代儀式は終わっていたのですが、韓服を着ている人がまだ残っていたんです。
足早に帰っていく彼らの後ろ姿を追いかけて撮った一枚。
く、悔しすぎる。
とりあえず交代儀式は諦めて日本語ガイドツアーを楽しもうと気持ちを切り替えることにしました。
まあそっちがメインイベントなんで。
無料で入ることが真の目的ではありますけど。
景福宮は韓服を着ていくといつでも無料で入場することができるのですが、旧正月の期間は何を着て行ったとしても無料で入れます。
おそらく何も着なくても無料で入れると思います。
寒いし、入る前に警察に連れていかれる可能性はありますけど。
集合場所は「興礼門(フンレムン)」を入ってすぐ右手に見える観光案内所前。
予定時刻の2分前には到着していたんですけど、どんだけ待っても日本人集まらないんですよね。
おかしいなー、なんか嫌な予感がするなーって。
案の定、観光案内所の中に入って聞いてみたらガイドツアーはやっていないっていうことが判明。
交代儀式を見逃して、ガイドツアーまでやっていないとか本当に最悪ですよ。
まあボランティアの方がガイドをしてくれるようなので、仕方ないことではあるんですけども。
恨むとしたらコネストですね。
「旧正月は無料ガイド開催していない」って書いとけよな。
これは後で撮影したものなんですが、チケット売り場のところにしっかりと書いてありました。
旧正月の連休だけでなく土日も合わせた期間、無料で入れるみたいです。
そしてその期間内は日本語無料ガイドが開催されないとも。
で、どうしようかなって思ったんです。
日本語の無人デジタルガイドシステム(5,000ウォン)を借りて観光してみようかとも考えましたが、あれって身分証と引き換えに貸してくれるみたいなんですね。
まあ普段から財布すら持ち歩かない僕が身分証を持っているわけもなく……。
儀式見れなかったですし、無料ガイドもやっていなかったので、今回はここで引き返してまた来ることにしました。
今月中に再チャレンジするつもりなので無事に観光できたらブログで報告します。
私も無料と知って行きました!!!デジタルガイドなんてあったんですね知らなかった、、、せっかくなら借りればよかったです。
初めて行ったので、想像より広くて圧倒されました!インスタ映えの場所なのか若者たちが自撮り棒(最近聞かないけどもしかして死語なのでしょうか)であっちこっちせっせと動いているのを邪魔しないようにするのが大変でした笑
行ってたんですか?
もしかしたらすれ違っていたかもしれませんね笑
想像していたよりも門が多くて驚きました。
自撮り棒たくさんいましたね!!
僕は変な顔して思い出の一枚にスパイスとして残る遊びをたまにしています!
それならわざわざ避けなくてもいいですし笑
今度試してみてください!!