
韓国のお土産で密かに人気のある「ごま油」。
市場で搾りたての香り豊かなごま油が売られているということで、ごま油で有名な中部市場に行ってきました。
こちらが中部市場。
韓国語でチュンブシジャンといいます。
中部市場は地下鉄2号線乙支路4街駅の7番出口から徒歩で約3分。
写真がなかったので別日に来たときに撮影したものを。
この日は秋夕(チュソク)だったので見事に全店お休みでした。
それでも中部市場のメインストリートは綺麗で清潔感があることが伝わるかと思います。
普段は明太子なんかが売られていて衛生面的にも優れていそうなこの通。
そこから横に一本入ったところにごま油屋が並ぶ”ごま油通り”があります。
あ、ごま油通りとか、僕が今勝手に命名しただけなんで、友達に言っても伝わらないです。ご注意ください。
これがそのごみ、じゃなくてごま油通り。
1本横に入っただけで、この違い。
汚いし、なんなら天井穴開いちゃってます。
そこから太陽光が差し込んできていて、ポジティブに捉えると幻想的ですが、ネガティブに捉えると廃墟同然。
この通りにはごま油搾り器を持った店がずらりと軒を連ねていて、それぞれが搾った新鮮なごま油を販売しています。
店の外観やアジョシの人柄はもちろんのこと、味やらごまのクオリティなどには一切興味はありません。
僕にとっての店選びの判断基準はただ1つ。
搾る行程から見学できる店ということでした。
しかし、時間が遅かったせいか、この日は全店搾り終えて、ごま油はすでに瓶詰めされていました。
搾りたては諦めて、こちらの店でごま油を買うことに。
ソウル市から安心安全な食材を販売している店という認定を受けているようです。
韓国産のごまから搾ったごま油。
試食というべきか、試飲というべきか、よくわからないのでここでは試舐と呼ばせていただきますが、要は味見させてくれます。
アジョシが商品のごま油を手に取ったあたりから嫌な予感がしましたが、予想は的中。
普通に蓋開けて手のひらに垂らしてくれました。
味云々の前に「商品のごま油をそんなに垂らしちゃう?」が最初の感想。
量が結構多くて、手のひらに広がる広がる。
試舐しても拭いきれない量。
ベチャベチャの手からは濃厚で香ばしい香りが広がります。
反対の手のひらで中国産も味見させてもらったのですが、そっちは絶妙な量。
それ見て韓国産のごま油はアジョシのミスで垂らしすぎたという結論にいたりました。
しかしご安心を。
ティッシュ用意されています。
機械を撮影していたら、「これも撮れ、これも撮れ」ってどうでもいい写真をたくさん撮らせようとしてくるんですね。
お節介が過ぎるなとは思いましたが、アジョシの人柄の良さも一緒に伝わってきました。
韓国産のごま油は1本20,000ウォン(約2,000円)。
中国産はその半分以下の値段だったと思います。
味の違いは歴然で、韓国産のほうが濃厚で香りが高いです。
韓国産を2本買うことに。
帰国する際に飛行機でぶちまけないように、しっかりと包装してくれます。
めっちゃ値切ってみたんですけど、これまで来た人にも同じ値段だったからと一歩も譲らないアジョシ。
値切り交渉の最終手段としてよく使っている”他の店に行くふり”も全く効果なしだったので、おそらくこの店で値切ることは不可能だと思います。
その代りにアジョシはごまをくれました。
ごまを貰う手段として、値切り交渉を仕掛けるのは有効だと思うので是非お試しください。
他の店には様々な産地のごま油を販売しているところも。
韓国でも中国産は安物扱いなんですが、その中国に匹敵する安さを誇るのがインド産。
そして、それらを少しだけ上回る値段が付けられた、、、
北朝鮮産のごま油。
このとき北朝鮮がミサイル実験しまくっていた時期だったのですが、あるところにはあるんですね。
韓国と北朝鮮の国境を直接越えてきたとは考えにくいので、中国経由かなんかで入手したのでしょう。
せっかくなので味見させてもらいましたが、手のひらからはすでに別のごま油の香りが染み付いていたので、あまり北を感じることはできませんでした。
中部市場の”ごま油通り”いかがでしたでしょうか?
韓国旅行のお土産で悩むこともあるかと思うので、悩んだらとりあえずごま油買ってみることをおすすめします。
きっと喜んでもらえるはずです。
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