
本当は2階のサムギョプサル食べ放題の店に行こうとしていたのですが、訳あって1階のデジカルビ(豚カルビ)食べ放題の店に行くことになりました。
食べ放題1人11,900ウォン(約1,190円)。
住所 | 서울 마포구 어울마당로 111-1 |
2階へ上がろうと歩いていたところで、1階の店の入り口からタイ人の女性がいきなり助けを求めてきたんです。
お店でなんかあったようなのですが、彼女は韓国語を話せないようで大変困っていました。
店員の話によると、どうやら彼女の妹が怪我をしてしまったために、お店の社長が病院に連れて行ってあげたとのことでした。
優しい社長ですね、で終わる話なのに、姉はありえないほど心配していました。
姉の心配してる顔や言動を見てこっちも心配になるほどでして、それなら社長に電話してあげれば安心するはずと思い、店員に伝えました。
すると社長、相当慌てて店を出て行ったらしく、店に携帯を置いていってしまったようなのです。
妹は妹でWi-Fiがないと連絡が取れない状況。
このとき嫌な予感が脳裏をよぎりました。
姉が恐ろしいほどに心配している意味をなんとなく察してしまったのです。
それでも我々にできることは妹が無事に戻ってくることを待つのみ。
とりあえず座って待つようにと言われたので席に着くことに。
これが1階の店へ入ってきた理由です。
奥の女性は関係ありません。手前に頭だけ写っているのが姉です。
不安を隠しきれない彼女は誰かと電話で話していました。
慌ただしい口調で話しているところから、国にいる親か友人と話していると推測。
我々も心配で隣のテーブルに座っていたのですが、一向に戻ってこない妹と社長。
姉の表情を伺う度にこちらの不安も高まるばかり。
まさか韓国で、、、
30分後、社長と妹が普通に戻ってきました。
妹の指には大袈裟に巻かれた包帯。
めっちゃ怪我していました。
そして何より驚かされたこと。それは、、、
社長が女性だったこと。
完全に深読みしすぎたー。
早とちりしちゃってたー。
キモいおっさん社長がタイの若い子をどっかに連れて行ったのではないかと勝手に決めつけていました。
社長は見るからに親切そうな女性でしたよ。
そもそも客が手を怪我したからって、一緒に病院に行ってくれる時点で良い人確定していますからね。
1つ気がかりなのが、社長が女性だったのに姉は一体何の心配をしていたのか、ということ。
社長が女性だったことを知らなかったのか?
それとも……。
今となっては神と姉のみぞ知る、ですね。
意図せずして入ってきてしまいましたが、これも何かの縁、と割り切ってデジカルビを食べることにしました。
デジカルビといっていますが、他にもサムギョプサルやモクサル(豚の首肉)なども食べ放題。
サムギョプサルの薄切りが食べやすくて美味しかったです。
焼肉屋でよく出てくるアイテムは大体そろっていましたが、唯一残念に思ったのがエゴマの葉がなかったことでしょうか。
韓国の味噌汁テンジャンチゲ。
色が濃い目でしたが、味はちょうど良かったです。
チャモンエイスルというピンクグレープフルーツ味のソジュを飲みました。
飲みやすいんですけどアルコール度数が13度くらいあるので、たくさん飲んだらベロベロに酔っ払えます。
これを炭酸で割って飲んだらストロングゼロとか氷結みたいになるんじゃないでしょうか。
ここの鉄板は昔の韓国でよく見た、斜めタイプのもの。
これで食べると韓国にいる感が3割増しになりますよね。
肉はどれも薄いので、すごいスピードで焼き上がります。
最近韓国のギョプサルといえば分厚いものが多いので、焼くのに時間がかかり食べ放題としては致命的。
待ち時間にお腹いっぱいになってしまいますからね。
昔とか最近とか偉そうなこと言っていますが、昔の韓国のことをよく知っているわけでもありません。
10年前に一度来たことがあるだけです……。
サムギョプサルばかり日本人からチヤホヤされていますが、デジカルビってめっちゃ美味しいんですよね。
これ、どこかでも見ましたが、アジュンマが大根を使って油を流してくれます。
完成。
すぐに焼き上がる代償として、急いで食べないと焼きすぎてすぐに肉が固くなります。
早め早めに端の方へ避けてあげることを学びました。
そんな感じで要領を掴んだ後も、じゃんじゃん焼いて食べて、最終的に4,5回はおかわりしたと思います。
元は十分に取れたんじゃないでしょうか。
ちなみにあのタイの姉妹ですが、あっという間に食べて、あっという間に帰っていきましたよ。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。