
釜山のマチュピチュの帰りにスンドゥブチゲで有名な店に行ってきました。
釜山に行った人の多くが訪れる人気店「トルゴレ」でスンドゥブチゲを食べたら、悲しい気持ちになったあと申し訳ない気持ちになったという話です。
釜山のマチュピチュと同じ駅、地下鉄1号線チャガルチ駅の7番出口から徒歩10分。
国際市場エリア内にあるスンドゥブチゲが有名な店「トルゴレ」。
お店はここです。
地図を見ながら行ったのですが、それでも迷いそうになるくらい難しい場所にあります。
黄色い看板が目印。
グーグルマップでは「トルゴレ」と書いてありますが、店の表記は「ドルゴレ」でした。
スンドゥブと白飯のセットが5000ウォン(約500円)。
安いですね。
他は、味噌チゲと白飯セットが5000ウォン、よせなべが7000ウォン、タコ炒め6000ウォン、キムチ1kgで15000ウォン、ビールとソジュがそれぞれ3000ウォンでした。
利益はあまり出ないけど、多くのお客さんが食べに来てくれるから値上げせずに頑張っているそうです。
ありがたい話です。
注文をして数分後にはスンドゥブチゲが運ばれてきました。
お客さんの8割がスンドゥブを注文するため予めスタンバイされていてるそうです。
熱々過ぎて下の皿にスープが飛び散っていますね。
指が溶けてしまいそうなくらい鍋が熱くなっているので注意が必要です。
こうやって見るとわかると思いますが、スンドゥブは思っていた半分くらいのサイズでした。
少しがっかり。
味は辛すぎずとても美味しかったです。
さすが人気店というだけあります。
日本語メニューがあるくらいですから日本人でも食べられる絶妙な辛さにしてくれているのかもしれません。
半分くらい食べた頃でしょうか。
僕のスンドゥブチゲの中に小さい虫が入っているのを見つけました。
どんなに美味しい料理でも虫が入っていたら、それ以上食べ続けることはできませんよね。
変な出汁が出てそうですし。
そしてすぐ近くにいたアジュンマに虫のことを伝えました。
するとアジュンマ。
虫を手にとって「これは虫じゃない」と言いながらすり潰したんです!
跡形もなくなるまですり潰していましたけど、あれはどう見ても虫でしたから。
そもそも虫じゃなかったらすり潰す意味ないですよね。
ゴミだったら鼻くそみたいにピッて飛ばせばいいだけなので。
つまり完全なる証拠隠滅を図ったわけです。
アジュンマのその姿勢には僕はがっかりしました。
どうすればいいのかわからず困っていたとき、ナイスなタイミングでキッチンから社長が出てきました。
このチャンスを逃すわけにはいくまい。
すかさず社長を呼び、一連の流れを説明しました。
そしたら、、
僕の言うことを信じて謝ってくれたんです!
もう虫はこの世から消滅していて確認することすらできないのに。
しかもですよ、「お金は払わなくていい」とまで言ってくれたのです。
僕はそこまで大事にしたかったわけではなく、あわよくば新しいものに変えてもらえたら嬉しいなーくらいの気持ちで言ったけでした。
それがまさかこんなことになってしまい逆に申し訳ないことをしてしまったと思いました。
インドではカレーにゴキブリが入っていたのに普通に全額支払うよに言われたことがあります。
最終的に半額で手を打ってもらいましたけど、なんか腑に落ちませんでしたね。
こっちはゴキブリ出汁カレー食べさせられたわけですから。
逆に損害賠償みたいなもの払ってほしいくらいなのに。
お客さんのために採算度外視で美味しいスンドゥブチゲを提供している「ドルゴレ」。
僕はドルゴレの社長さんの男気に惚れました。
釜山のマチュピチュと同じ駅にあるのでマチュピチュ行くついでに、いや、むしろドルゴレ行くついでにマチュピチュへ行ってみてはいかがでしょうか?
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。