
前回、前々回で韓国の高速バスの予約方法を紹介してきましたが、今回は高速バスの乗り方についてです。
「海外で長距離バスに乗る」と聞くとハードルが高そうですが、一通り流れを把握しておけば問題なく乗ることができるでしょう。
僕の失敗談も交えつつ、注意点も紹介していきたいと思います。
高速バスの乗り方!
まず、韓国の高速バスはインターネット経由で予約することができます。
それについては2記事に渡って紹介してきたのでここでは省略させてもらいます。
チケットはバスに乗る直前に、バスターミナルで購入することも可能です。
僕も予約無しで何度かバスに乗ったことがあります。
ただ、本数の少ないバスや、人気路線のバスは乗れない可能性もあるので、日程の限られている旅行者は予約をしておいたほうがいいかもしれません。
これはアプリで購入したチケット。
このQRコードはバスに乗るとき必要になります。
ホームページから日本のクレジットカードで購入したチケット(ホームチケット)。
チケットには出発時刻や座席番号だけでなく、プラットホームの番号まで載せてくれているという優しさ。
当日バスターミナルに行って焦ることはありませんね。
バスターミナルのチケットカウンターで直接購入した紙のチケット。
ここにもQRコードがしっかりと刻みこまれています。
ちなみにソウルの高速バスターミナルは2つに分かれています。
- 京釜線(キョンブソン)・嶺東線(ヨンドンソン)ターミナル
- 湖南線(ホナムソン)ターミナル
初めて行く場合は迷う可能性もあるので、少し時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
乗り方は簡単。
チケットに載っている番号のプラットホームへ行き、バスを探します。
どのバスも正面左上のデジタルスクリーンに出発時刻と目的地が表示されているので簡単に見つけられるでしょう。
ハングルが読めなくても、チケットに書かれている文字と同じものが表示されているので問題ないはずです。
バスを見つけたら、チケットのQRコードを準備して、
乗車口にあるこの機械にピッとやるだけす。
正しいバスに乗ると、機械が座席番号を唱えてくれるのですが、違うバスに乗ってしまうと「バス乗り間違えてますよ」てきなことを韓国語で言ってきます。
韓国語が苦手な僕は、違うバスだと気が付かずにそのまま席に座り、しばらくしてから係の人につまみ出されるという恥ずかしい経験をしたことがあります。
そうならないためにも韓国語が苦手な人こそ、乗車前のバス探しは念入りに行いましょう。
車内。
見づらいですが、前方の画面に座席表が表示されています。
空席が灰色、予約席が青で、チケットをピッとかざすと自分の席(青色)がオレンジ色になるという超画期的なシステムとなっています。
僕だけかもしれませんが、長距離バスって隣に人が座るのかどうかでモチベーションが変わってくるんですね。
普通のバスなら出発するまで隣に人が来るかもしれないというモヤモヤした気持ちでいなければならないのですが、このシステムがあれば乗った瞬間に隣に人がいるかどうかがわかるのです。
モヤモヤする時間が省かれるだけでなく、「隣に人が座らなかったらいいな」という変な期待をせずにすむので、無駄に心が乱されることもなくなります。
トイレ休憩はある?
長距離バスに乗る時はトイレの心配をしてしまいますよね。
トイレが付いているバスなどあれば問題ありませんが、韓国の長距離バスはトイレが付いていないものがほとんどです(そもそもトイレ付きバスなんて存在するのかわかりませんが)。
そこで大事になってくるのがトイレ休憩。
これまでいろんな都市に行ってきましたが、トイレ休憩はあったりなかったりでした。
トイレ休憩の有無は、その距離によって決まるものなんだと思います。
だいたい3時間以内の移動時には、トイレ休憩がありませんでした。
ソウルから釜山まで行ったときは(所要4時間15分)、中間にあるサービスエリアのような場所でトイレ休憩がありました。
トイレ休憩は約15分。
運転手によっては時間を言わない人もいるので、その場合は降りる前に運転手に確認するか、または10分以内に戻ってくるようにした方が良いでしょう。
サービスエリアを出発前に運転手が人数確認するので、置いていかれることはないと思いますが、それでも他の客を待たせることになるので気をつけてください。
心配性の方はバスに乗る前に、あまり水分を取り過ぎないようにすることをおすすめします。
あとお腹を壊したらいけないので、前日から辛い物の食べ過ぎには注意が必要です。
さもなければ、バスが揺れる度に冷や汗をかくことになるでしょう。
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