
ソウルの観光名所である北村韓屋村。
読み方は「キタムラカンオクムラ」と日本語読みする人はいないようで、韓国語の「ブッチョンハノクマウル」と読むのが主流みたいです。
どっちにしろ難し過ぎて覚えるのも大変な読み方ですね。
さて、北村韓屋村はその名の通り、韓国の伝統家屋である韓屋が多く残る歴史的なエリアです。
日本で言うところの京都の古い町並みが残っているような場所でしょうか。
そんなインスタ映え間違いない北村韓屋村に、男一人で行ってきました。
最寄り駅からの行き方を散策マップで紹介!
最寄り駅からの行き方は簡単です。
安国駅2番出口から進行方向に歩いていくだけ。
最初の信号を渡ったところにインフォメーションがあります。
ここを起点に観光をスタートできるようになっています。
北村韓屋村観光にまず欠かせないものが地図。
これがないと迷子になるどころか、村までたどり着けない可能性すらあるので、確実にインフォメーションで貰いましょう。
上にある画像はクリックしたら細部まで見ることができるので、駅からの行き方がひと目でわかるようになっています。
北村韓屋村を散策!
この一帯では韓服を着て観光している人がたくさんいます。
韓服は1時間半10000ウォン(約1000円)からレンタルすることができるみたいです。
韓服を着て観光する女性たち。
韓国メイクをしている女性は3割増しで可愛く見えるのですが、韓服を着るとさらに2割増しになるので、つまりほぼ全員可愛く見えました。
北村韓屋村に来てよかったです。
李朝時代、北村韓屋村は朝廷で地位の高い官吏や王族、士大夫(官吏)が居住する高級住居地でした。
現在は王族ではありませんが、一般人が住んでいるため静かに観光しなければなりません。
歴史を感じる立派な木製のドア。
その中心には、韓国でお馴染みの数字を押すタイプの近代的な鍵が付いていました。
防犯対策は必要なことだと思います。
だけど、もう少し工夫できなかったんですかね。
せっかく御札のようなものまで貼ってあって、いい感じの雰囲気を演出しているのに、なんかもったいなく感じました。
インスタ映えしそうなところがそこかしこにありまして、いたるところで女性たちが写真撮影を楽しんでいます。
僕の存在に気付いていなかったのか、あの子たちが一本道でずーっと写真を撮っていて、なかなか先に進むことができませんでした。
伝統的な韓屋越しに眺める高層ビル群。
ここからの景色が北村韓屋村で一番のおすすめです。
まさに銀魂の世界。
写真では伝統的な韓屋ばかり紹介していますが、実際に北村韓屋村に行ってみて、現代風の建物も多くあったことに驚きました。
1980年代に1500棟あった北村韓屋村の韓屋ですが、老朽化が進み維持費や補修費が問題となり急激に減っていった結果、現在残っているのは900棟になるらしいです。
ポツポツと近代的な家が建っていた背景には、そういった事情があったからなのでしょう。
当たり前だと思っていた情緒あふれる京都の町並みも、政府や地域の方々の努力があってこそ維持できているものなのかもしれませんね。
2001年~2006年までソウル市は、老朽した韓屋について工事費の3分の2を無償または無利子で支援するという政策を打ち出し、900棟のうち250棟が改修工事を行ったそうです。
もしもその政策が行われていなかったら、さらに韓屋は減っていたのかもしれません。
とはいえ一気に改修工事を行ったせいか、僕の目には少し不自然に見えてしまうところも。
歴史的な場所を訪れてるはずなのに、改修された韓屋が綺麗過ぎて、なんだかちょっと違和感。
同じ写真でもこうしたら雰囲気が出ますよね。
韓流ブームにより世界中から韓国に訪れる観光客が増えてきている流れで、再び政府が北村韓屋村に支援をし失われた韓屋を再建することができれば、(老朽化が進む)50年後くらいには歴史的な観光地として世界中に名を馳せることができるかもしれないなーと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕は1時間半程で北村韓屋村のほとんどを歩いて回ることができましたが、友達と行く場合には写真の撮り合いをしたり何かと時間がかかると思うので、2時間以上は見ておいた方がいいかもしれません。
坂道や階段が異常なほど多かったので、ほんの少しだけ心の準備をしていくと良いでしょう。
あと、真夏に訪れることだけはおすすめしません。
汗だくになります。
韓服なんか借りてしまったら、返すときに追加でクリーニング代とか請求されそうで怖いですからね。
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